子育て世帯はFIREをしてはいけない理由3点
最近FIRE (Financial Independence Retire Early)という事が話題ですよね。
投資を活用し、経済的な自立を得て、早期リタイアを目指そうという考え方です。
ただ、子育て世帯は経済的自立を目指すのはいいものの、早期リタイアは目指さない方がいいと感じるので、その理由を紹介していきます。
1. 生活費が跳ね上がる
もちろん例外もありますが、FIREを目指している人、FIREをした人のブログを拝見させて頂くと独身の方や子供がいない方が多いな、という印象を受けます。
投資収益だけで生活費を賄うというのがFIREの基本的考えであり、インフレ率を除き4%の収益を前提にしている方が多いですね。年間生活費が400万円なら4%で割って、一億円です。
毎年この金額以内で生活し、超過した場合は種銭を取り崩し翌年以降の生活費を減らさないといけません。
ただ、子供のいる生活で将来の生活費を見越す事ができるのか?という点が大きな疑問です。
野球をやりたい、吹奏楽をやりたい等々の希望により、器具や遠征費などなど実際にその時にならないとわからないような出費が出てくるでしょう。
その時に、親の都合でFIREしており将来の生活に、子供のやりたい事を諦めさせるということは親として辛いのではないでしょうか。私個人の思いとしては、できる限り子供のやりたい事を応援したいので。。。
2. 学費が高い
一つ目の理由とも被るところですが、学費って高いですよね。私立理系にでも行こうものなら年間130万円ほど。
子供二人いこうものなら年間260万円。
家を離れて家賃や生活費の負担も必要になるので有れば、年間200万円以上追加での持ち出しが必要に。。。
という事で、同じ話になりますが投資収益以上の支出が発生したら種銭の取り崩しになります。
大学期間中に1000万円取り崩すことになれば、年間40万円の生活費が減ることになります。
老後の不安が出てきますね。。。
3. 再就職はむずがしい
よほどのスキルがなければ、リタイアして何年か経っている人を採用する企業は珍しいかと。
思いのほか投資収益が得られない、子育てをしている上で生活費が思った以上に増えたので再就職しようと思っても世間は冷たいです。FIREができる程、生活費+αに相当する給料をもらえる企業にまた就職できるとは思えません。
そう思うと、今の職場がよっぽど辛いので有ればまだしも、そうでなければ継続して働き続けるのが良いでしょう。
まとめ
FIREにも色々種類があり、Coast FIREなど働き続けるのはおすすめですね。
FIREのうち、FIだけを目指していくのが良いでしょう。
同じ会社で働いていても、蓄えが全くなく会社がなくなったら即生活に困るという状況か、
ある程度の蓄えがあり、同じ会社の中で昇給昇格ができなくてもまぁ大丈夫か、
という気持ちのゆとりが持てるかどうかで心理的なストレスも大違いです。
個人的な感想としては老後2000万円問題ではないですが、2000万円貯まったあたりからだいぶ気持ちも楽になり、同じ仕事をしているにも関わらず社畜感がなくなり日々のストレスが軽減されたなーと感じます。
皆様も是非、FIREではなく、FI部分を目指していきましょう!
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