国際バカロレア認定の大事なポイント3点
近年、日本の文部科学省も国際バカロレア認定校を2022年度までに200校以上に増やし、国際化を進めていくと力を入れています。ではそんな国際バカロレアについて調べてみました。
1. 国際バカロレアって何?
国際バカロレア機構(本部:ジュネーブ)が提供する教育プログラム。
この教育プログラムに則って教育することについて認定を受けた学校のことを認定校となるそうで。
この認定校のDPという日本で言えば高校卒業にあたるカリキュラムをパスすると国際バカロレアの卒業資格が取れます。
学習者の理想像としては下記の10点を挙げています。
- 探究する人
- 知識のある人
- 考える人
- コミュニケーションができる人
- 信念をもつ人
- 心を開く人
- 思いやりのある人
- 挑戦する人
- バランスのとれた人
- 振り返りができる人
これからの時代に求められる像だとは思いますし、カリキュラムに沿った教育が提供されるのある程度品質は担保されているのかなと思います。ただ、それを実際に運用する学校がどうなのか?というのはきちんと見ないといけないのかなー、と。
学校の雰囲気や施設など実際に見てみないとわからないですよね。
2. 国際バカロレアのメリット
日本の大学にも進学可能
国際バカロレアの卒業資格を取ると、日本においては高校卒業と同等の扱いがされるので日本の大学への進学も可能です。また、学校によっては国際バカロレア卒業者を対象にした入学試験を用意している大学もあります。
例えば、慶應義塾大学でも国際バカロレアの認定者用に募集要項を開示しています。
文部科学省のサイトには国際バカロレア卒業者を対象にした試験を設けている大学が一覧化されています。
海外転勤時もカリキュラムが継続
高校卒業までに転勤等で別の国へ移住することがあった際、日本のカリキュラムを守る場合は日本人学校一択となってしますます。
せっかく海外に来たのになー、という思いも出るかもしれませんし、その時からインターに通うとなるとカリキュラムの違いが子供にとって負担にならないかな?と感じますし、海外への進学を考えていて仕事柄海外勤務もあるような場合だったら特に国際バカロレアの認定校に行くのが良いのかな、と感じます。
3. 国際バカロレア認定校からの進学先
先日も参考にさせて頂いた、Aoba Japan International School のサイトをみると北米、ヨーロッパ、アジアと各国の大学に幅広く受け入れられていることがわかります。
海外の大学への進学を考えているのであれば、大学への受験資格が得られる国際バカロレアの資格を取得するのは有効だな、と感じます。
まとめ
今後の子供達にどのような進路に進んでもらいたいか、子供達がどのような進路を進みたいのか、という点も大事になってくるかと思いますがその際の検討材料に国際バカロレアというのも含めてみるのも良いかもしれませんね。
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