海外に住んで感じる日本に対する3つの不安
マレーシアに限らず海外に住むことで日本を外から眺めてみたり、居住する国と比較することで思うことって色々出てきます。そんな中で特に今後の子育てに感じる不安についてです。
1. 物の値段が上がる
マレーシアに来て驚いたんですが、はっきり体感できるぐらい物の値段が変わります。
また、平均で年4%程度給料も伸びています。成長しているんですね。
一方、日本ではガリガ○くんが25年ぶりに値上げするだけでニュースになるような状況です。
給料のベースアップも難しいという企業が結構多いのではないでしょうか。
事実、IMFが公表するデータでは2000年には一人当たりGDPが世界2位だったのが、2020年には23位まで下がっています。
世界23位をどう思うかは人それぞれだと思いますが、問題はどんどん順位を下げていることだと思います。一体子供達が働き出す20年後にはどうなっているのか、不安になりますね。
2. グローバル化
今更かよ、という話ですがマレーシアの教育でもグローバル化を強く感じます。特に裕福な家庭というわけでもない一般的な家庭の子供達がイギリス等の海外の大学へ進学することが珍しい事ではありません。
そのような人が多い為か、先進的なことを取り入れることに抵抗感が低いと感じます。
コロナ禍という現象は色々な意味でグローバル化を体感させられました。リモートが進み在宅ができるとわかりました。すると、物理的な壁・距離は仕事上では寧ろなくなりました。
この状況が続けば世界の単一市場化が進む気がします。そんな中、経済的地位が低下し続ける日本だけに留まるということは子供の選択肢や将来の可能性を大きく狭めてしまう事ではないかと感じます。
3. 変化の速度
当たり前の話ですが、世の中は変化し続けます。これだけやっていれば将来安泰、未来永劫繁栄し続ける、なんてことはありません。
そんな中、変化に対応できるものが生き残るというのはよく聞く話です。ただ、今の日本を見て、日本は自ら変化し、寧ろ変化を引き起こす側の国である、と感じることができるでしょうか。。。
そのような国の典型的な王道コースに子供を乗せることが、果たして子供の将来のためになるのかな?と。
まとめ
他の国に住むと、日本との比較が可能になり、だからこそ今の日本に対して色々と不安を感じてしまいます。
そして、よく言う「良い大学に入って大企業に入って欲しい」と思う親と全く同じ子供に幸せになってほしいという気持ちから、「日本の良い大学に入って日本の大企業に入ること」が子供の為になるのだろうか?と本気で疑うようになってきました。(自分はまさに上記の通りな人間ですが笑)
私ぐらいまでの世代は逃げ切れる気がしますが、子供はなぁと。ほんと、子供の教育って難しいですね!
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