マレーシアの物価は安くない !
ラーメンを食べ、会計をしながらやっぱり感じた「マレーシアの物価は日本の3分の1」って嘘でしょ!と思ったので今日は物価の話です。
マレーシアは物価が安いから老後を過ごすのに良い、母子留学に良い、という考え方はどうなんだろう?と疑問にも思うので。(昔は良かったのかもしれませんが)
確かに安い部分もあるけどね
住居費
確かに安い部分もあるにはあります。特に住居費。
KLCCというツインタワー周辺の賃貸物件でも20万円出せば100平米を超える物件がゴロゴロあります。
日本人が多く住むモントキアラというエリアに行けば、同じ値段で200平米を超える物件がゴロゴロ出てきます。
国土で言えば日本の0.9倍とほぼ同等でありながら、人口はざっくり3000万人で日本の4分の1であることを考えれば土地が余っているということですね。
東南アジアの中でも不動産価格の安さは際立っており、コールセンターやアウトソーシング受託企業がマレーシアに東南アジアの集約拠点をこぞって出していたりとビジネスにも現れています。
マレーシア人の友達に聞いたら、郊外ですがジム・プール付きのコンドミニアム、部屋の広さは80平米で月4万円しないと言っていました。極端な例ですが、確かに住居費は安いです。
ガソリン代
産油国ということもあり、ガソリンは安いです。リッター55円くらい。
日本は100円超えているので確かに安いですね。
余談ですが、ショッピングモールの駐車場も一日駐車して300円ぐらいだったり、車社会なだけあって車関係は安いです。
ローカル外食
選ばなければ安く食事ができるので、マレーシアは結構3食外食という人が多いです。
ココナッツミルクで炊いたご飯に甘辛いソースを混ぜた国民食「ナシレマ」やエコノミックライスと呼ばれるワンプレートにご飯やおかずを盛り付けるご飯屋さんでは一食130円も出せばお腹一杯になるまで食べられます。
ただ、米に揚げ物を添えて油をかけて食べるようなものも多く、マレーシアに生活習慣病患者が多いのも納得な気がします。(街を歩けば明らかな肥満体型の人が多く見かけられますし。)
そんなに変わらないものも
光熱費
- ガスはほぼ使わないので月300円程度の最低料金のみ。
- 水道も四人家族で月1,300円。
- 電気代は結構して18,000円くらい。
ただ合計しても四人家族で20,000円と思うと日本の光熱水費とあまり変わらない気がします。
スーパーの食材
- 缶ビール330ml 6缶セットで1,000円ちょっと。
- 卵10個160円 (ただ、洗浄され冷蔵保存されたものは10個で380円)。
- サーモン(生シャケ) 100g 290円
- プチトマト 1パック(300g) 170円
- 豚バラ 100g 170円
ちょっと高いと思う気もしますが、まぁ日本でもこんなもんかな?という気がします。
日本より高いもの
日本食
日本と同じように日本食を食べると高いです。
- ラーメン一杯+鳥唐揚げ+ビール一杯 = 3,500円
- 3パック入り納豆 220円
- 日清カップヌードルBIG 390円
- アサヒスーパードライ 330ml 4缶セット 850円
- 笹かまぼこ 4枚入り 420円
- あきたこまち 2kg 1,560円
日本と同じような食生活をしようとすると、外食でも自炊でも日本にいる時より値段が上がります。
インターナショナルスクールの学費
以前、下の記事で比較をしましたが、日本のインターナショナルスクールの方が安いです。(もちろん学校にもよりますが)
まとめ
日本と同じように過ごすのであれば、マレーシアの方が高くなると思います。ですので、物価を理由にマレーシアを選ぶのはどうなんだろう?と。
老後を異国情緒溢れるマレーシアで過ごすのも、本当に死ぬまで?最後に日本に帰るなら日本の住居とダブルで維持費がかかるし、マレーシアの脂っこい食生活に老後にいきなり馴染める?というのが率直な思いです。
母子留学も、学校の費用は特に安い訳ではなく、日本に親の片方が単身赴任状態では支出は増えます。また、子供がマレーシアの料理に馴染めず結局日本食ばかりという家庭によく出会います。
金銭面ではなく、本当にマレーシアという国が良い、マレーシアという国でなくては行けない理由というのを考えてから移住を検討されるのが良いのかなーと物価の観点から思いました。
-
前の記事
クアラルンプールでおすすめの打ちっぱなし3選
-
次の記事
20%オフでISETANの焼肉食べ放題!