日本からマレーシアに入国する際の流れ
2021年11月上旬に日本からマレーシアに入国した際の流れを紹介します。
なお、こちらはマレーシア在住かつ自宅隔離のケースになります。
1. マレーシア出国前の準備
Entry Passの取得
下記サイトからマレーシア再入国に必要な許可証の取得をします。大体7営業日見てほしいという政府の発表もあったので、余裕をもった申請が大事です。
https://myentry.myxpats.com.my/app/
一方、マレーシアの滞在ビザを保有する人は取得不要という報道が出ていたので、カテゴリーによっては現在は不要なのかもしれません。ただ、対象のビザを持っていましたが、入国時に許可証の提示を求められたので申請しておいた方が話が早いかもしれませんね。
2. 日本出国前の準備
自宅隔離の申請
マレーシア入国後の隔離場所として政府指定の施設に加え、自宅が認められるようになりました。
自宅隔離をする場合にはマレーシア当局の許可が必要なので、下記サイトから申請が必要です。
https://hso.moh.gov.my/outbreak-portal-hqa/index
申請は件数を均すためか、マレーシア入国10日から7日前の間しか申請できない形になっております。
忘れないようにしましょう。また、パスポートやビザ、ワクチン接種証明書、再入国許可証、フライトチケットなど資料の添付が必要ですが、添付資料一つあたりの容量が250kbまでと小さいです。。。
写真等で添付しようとすると、あっという間に容量オーバーになるので画質を落としたり、下記のようなファイル容量の圧縮サイトで容量を削減すると良いです。
申請後、受付完了メールがきます。
その数日後、手続完了メールが来て許可されていれば照会画面から許可証をダウンロードできるようになります。
PCR検査
出国する便に搭乗する72時間以内にPCR検査を受け、陰性である証明書を取得する必要があります。
注意して頂きたいのは、唾液ではなく、鼻の奥から綿棒で検体を採取する検査の必要があります。
結構痛くて、小さい子供は泣いてしまうほどです。。。なんでこれに拘るんだろう、唾液じゃダメなんだろう、とお医者さんに質問してみたら唾液には不純物が含まれるので、鼻で検査する方が精確なんだそうで。
一応ちゃんとした理由があるんですね。
マレーシアでの検査料金支払いは不要
自宅隔離ではなく、ホテル等の施設隔離の場合は事前に料金を支払い、証明書を持っていく必要がありました。
それが自宅隔離の場合は検査料を空港での検査場の隣で払う事ができるので、事前に支払う必要がなくなりました。
3. マレーシア入国後の流れ (空港)
MySejateraへの登録
先ずはMySejateraに自分が海外から入国したことの登録が必要です。飛行機を降りて、ターミナル間を移動するモノレール?の乗り場前に登録画面へ飛べるQRコードが掲示されているのでそれを読み込み登録します。
登録完了した結果を見せないと、ターミナルから移動できません。(まだ人が少ないせいか、バス移動でした)
各種手続とPCR検査
入国審査の前に色々手続所が設置されていますが、順番に指示に従っていけば大丈夫です。
入国許可証の確認、自宅隔離許可書の確認、日本でのPCR検査陰性の確認、ワクチン接種証明書の確認、PCR検査、PCR検査量の支払い(一人MYR250)、隔離中であることを示すリストバンドの付与、ということをしていました。
日本でPCR検査を受けたのに、空港でもう一回、更にこの後隔離終了の為にもう一回、計三回も鼻をぐりぐりされることになります。小さい子供がいると毎度大変です。。。
通常の入国審査と手荷物の受け取り
コロナ関係の各種手続が完了すると、いつも通りの入国審査と手荷物の受け取りです。
手荷物を受け取り、出たところで隔離先へ移動するバスをまつ場所がありますが、自宅隔離の場合はそこで待つ必要はなく通過します。係の人にも自宅隔離の旨を伝えれば大丈夫です。
自宅へ移動
入国審査前の各種コロナ対応手続の中で、自宅への移動手段を確保しているか?と聞かれるので、電車での移動はダメな気がします。ただ、車は手配済と話した後にナンバー等必要か聞いたところ要らないと言われました。
また、Grabでも移動できるという噂も聞きました。ただ、不安であれば旅行代理店等に事前予約しておくのが良いでしょう。マレーシアに家族が残っているならば、車で迎えに来てもらう事も可能です。
4. マレーシア入国後の流れ (自宅隔離)
MySejateraでの健康報告
自宅隔離中は毎日MySejatera上で健康報告が必要です。隔離期間の数え方は日本とは異なり、入国日も一日目として計算するので、入国したその日も健康報告が必要なので注意しましょう。
隔離5日目のPCR検査
隔離5日目に再度PCR検査を受け、陰性証明書を取得する必要があります。
場所は私立病院でも大丈夫ですが、念の為、事前に病院に自宅隔離に対するPCR検査を扱っているか、予約が必要か確認しておくのが良いでしょう。
Prince Courtでは予約不要で24時間、救急でPCR検査を実施しているので気楽にいけました。(一人MYR380)
検査結果は大体翌日にメールで送ってくれます。
隔離8日目にリストバンドを取り外す
隔離期間は入国後7日目ですが、実際に外で行動開始となるのは8日目に陰性証明書を持ってリストバンドを外してもらってからになります。
KLCC周辺の場合はKuala Lumpur Health Clinicという公営の病院で外す事が出来ました。
予約は不要で平日は午後2:30 – 4:00の間、休日は午前10:00 – 12:00の間が受付時間です。
一般の患者と交わらないようにする為か、建物には入らず裏側に回ったところにあるテントへ。
対して待つこともなく、パスポートと陰性証明書を出せばサクサク作業してくれました。
MySejatera上のステータスも即時反映してくれるので、リストバンドを切ってもらってその足でショッピングに出かける事も可能でした。
まとめ
様々な手続が必要でお金もかかるし、海外への移動は本当に大変になってしまったなぁ。と、痛感しました。
ただ、コロナも沈静化してきている様にも感じるので、早く日常が帰ってきてくれると嬉しいですね。
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