20年前は自分が「最近の若者は」って言われてたな、という話

Z世代は〜とか、最近の若者は〜といった話をよく聞くけど、20年前も同じように最近の若者は〜って自分も言われていたとなって思って。子育てを通じて感じていることを記事にしてみました。

目次

今と20年前の「最近の若者」の共通点

中堅サラリーマンになって採用関係の仕事なんかをする際にもよく言われるのが、「最近の若者はネットがあり直ぐに情報・回答が得られる環境かつ選ぶ立場におり、反対に何かに求められることに慣れていない」ということ。

そのことをよくよく理解して接するようにして下さい、と言われます。

これって自分が社会人になる時に言われた事と全く同じだなーって。

ITバブルによってインターネットが一般化し何でも直ぐに情報が取れるようになった。かつ、学生という立場はお金を払ってサービスを受ける立場であり、社会人になって自分の労働力を提供してお金を受けとる逆の立場になった。

よくそう言われてきました。20年経っても同じようなことを言い続けられているのに、Z世代と括り出して今の若者だけが特別なように語るのは何だか不思議な気がしますね。

スマホが登場したりキャッシュレスが進んだり技術の変化は大きいかもしれませんが、人間という生物自体はそんなに急には変わらないんだな、ということがZ世代議論を通じてよく感じます。

今と20年前の「最近の若者」の相違点

人間自体はそんなに変わっていないなーと思う一方でじゃあ何が違うの?となったら環境ですよね。

新卒から定年まで勤め続けるのが一般的だったのが、中途採用が一般化した

買い手市場で若者が会社を選ぶ余地が乏しかったのが、売り手市場となり選ぶ余裕ができた

でもこれって若者ではなく、大人達が自分たちで作り上げた環境ですよね。会社の人事制度を変えて中途採用を一般化させたのは企業だし。人材の多能化や社内業務の効率化といった努力が不十分だったor必要な人材を惹きつけるだけの金を出せるだけ稼いでこなかった等々、少なくとも今の若者が作り出した原因ではないだろうなと思います。

ってことを忘れて若者が〜という議論をしてしまうと、どんどん会社や社会を良くしていく機会を逃してしまいそう。

一方で、環境なんて直ぐに変わる。いつでも選び放題、与えてもらうことが当たり前というスタンスを続けていると、それこそ中堅と呼ばれる年になった時に惨めなことになりそうだな、と。

若いって本当に価値があって。周囲も若いということだけに価値を見出し育てようと接してくれる。

でも中堅と呼ばれる年になった時に自分から価値を提供できなかったら空気のように扱えわれてしまいます。

子育てをしていて感じること

時代が変われど人間自体は変わらないな、という事はどんな人間が好まれるのか?という事も大きく変わらないんだろうな、とも思います。多様性が謳われる時代にステレオタイプな発言は不適切かもしれませんが。

やっぱり「真摯」であること、を子育てする上で意識していきたいですね。

常に批判的に論理的に考え一生懸命粘り強く取り組む、自分と他者を尊重し丁寧に接する人

そんな人格を持った人だったらどんな時代でも、どんな仕事でも、まぁやっていけるだろうなと思います。

そんな子供が育てられる方法があれば苦労しないよ、という事ですが意識していきたいですね。

まとめ

書きながら方向性が変わっていきましたが、やっぱり人間そうそう簡単には変わらないんだろうなと思います。

表面的なことや最近の流行り廃りより、より本質的な人格形成がわかりにくいし時間もかかりそうだけど大事なんだと思って子供にも接していきたいですね。

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この記事を書いた人

2児の子育てをしながら FI (Financial Independence) を目指してコツコツ積立投資に励むサラリーマンパパ。
「ウォール街のランダムウォーカー」に出会ってからはインデックス投資一本足に。暴落・急騰にぶれず慌てずコツコツと続けてます!

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