子育てサラリーマンが考える投資:やっぱり先進国株のインデックス投信

子育てサラリーマンが考える投資:やっぱり先進国株のインデックス投信

マレーシアに住みインターナショナルプリスクールに子供を通わせ始めてから、子供には将来は海外で生活することもできるようになって欲しいな、と思うようになりました。

そのために、インターナショナルスクールへの通学や海外の大学への進学を考えていましたが、金額の試算をすると一筋縄ではいかない現実を思い知らされました。

そこで、今回は投資について考えていきたいと思います。

結論はインデックス投信 – 先進国株

ありきたりですが、やっぱり先進国株のインデックス投信に落ち着いてしまうなぁ、と思います。
その理由について考えていきます。

1. 子育てサラリーマンは時間がない

最大の理由がこれです。時間なんて作るものだ、と言われればそれまでですが。

今はマレーシアにいるので良いですが、日本に帰ればいくらリモートが進んだとは言え、通勤時間が全く無くなるとも思えず。日本にいた頃は朝7時に家を出て、夜10時過ぎに帰宅する毎日でした。

これで年収1,200万円もらえるのであれば割りが悪いとは思いません。ただ、平日他に何かやろうかな?という余裕までは正直ありません。

睡眠時間を削る、仕事の隙間時間等というのも本業のパフォーマンスを落とすことになるので、やるべきではないんだろうなと。

土日も平日に子供と接する時間がない分、子供や奥さんと過ごす時間に当てたいし、子供が寝たら奥さんとゆっくり晩酌して会話を楽しみたいし。。。と思うと、全く時間ないんですよね。

そんな中で個別株に手を出すのは怖すぎます。財務諸表をじっくり見ている暇がありません。何百社という候補からこれぞという企業を洗い出し、その企業の成長性を納得するまで調べるなんて自信がありません。きっと途中でもういいやと投げ出して適当に買い始めるのが目に見えています。

2. 株以外は魅力がない

債券は収益率が低すぎる

債券は正直収益性が低すぎます。よく、ポートフォリオをうんぬんという話を聞きますが、あれって一定の額がある人達の会話だと思うんですよね。債権の期待収益率は株よりも低く、インフレ率とあまり変わらなかったりします。

となると、既に纏まったお金があって、減らさずにインフレ率より少し多く稼げば生活できます。みたいな人が買うものなのかなーと。

サラリーマンは給与収入というものがベースにあるので、そこから回す投資はもっと収益性が高いもので良い。そうでなければ面白みもないかなーと。最悪、マイナスになったとしても給与収入を基に待つという選択があるので。

不動産は時間がない

不動産を探す、維持していく、適切な売却どきを探すって物凄い労力を使うと思うんですよ。
まず物件探しに土日を当てる余裕なんてないですし。全くもって不労所得ではないと思います。

3. 先進国株がいい

途上国はやっぱり怖い

マレーシアに住んでいて感じるのが、政府の一存で結構派手なルール改正が起こるということ。

先進国であればそんなことをすれば国際社会からの反発や国民からの反発が予想されるのであまり派手なことはありませんが、途上国では結構あります。途上国がそのようなルール改正をしても国際経済に大きな影響もなければ注目も浴びませんし、国民も強権的な政府には逆らわない方が良いという感情が染み付いているので。。。

となると、長期間保有していくことを前提にすると途上国よりも先進国の方が安心感があります。
まぁ好みの問題もありますが、やっぱり途上国の方が不安定だなーと思います。

先進国も途上国で稼いでる

ニューヨーク市場で上場しているような企業(コカコーラ、グーグル、マクドナルド)という企業は途上国に進出しているので、途上国の成長もしっかり吸い取っているんですよね。と思うと、先進国株に投資するということは、グローバル企業に投資して世界の成長を享受するということかと。

日本はやめとこう

先進国株インデックス投信でよく見かけるのが、「除く日本」という文字。やや悲しい気持ちもありますが、それで良いと思います。

日本の経済の地盤沈下と言われますが、その通りだと思います。日本を出てみると、ブラック企業やら長時間の残業やら派遣労働者やら色々無理してなんとか保ってる国なんだなぁと感じるようになりました。

感覚的な部分でしかありませんが、過去の遺産で食っているだけの国に投資するのはなーと。

おすすめのインデックス投信

マレーシアにいるので今は買えませんが、日本に帰ったら買いたいなと思うインデックス投信です。

  1. eMAXIS Slim 先進国株式インデックス (サイトはこちら)
  2. たわらノーロード 先進国株式 (サイトはこちら)

長期間保有することを前提にするなら、配当金を貰って再投資するのは面倒ですし、配当金をもらった際に一度課税されてしまうとその分がもったいないです。海外のETFであるVOOなんかを買うと確定申告の手間も発生してしまいますし。

なので、上記のような配当金受け取りがなく自動的に再投資してくれるインデックス投信に投資するのが手軽で効率も良いです。

上記二つは、日本を除く先進国22カ国に上場する株で構成された指標「MSCIコクサイ・インデックス」と同じ動きをするようにファンドが運営されているので、ほぼほぼ同じような中身です。

違いは手数料ですが、信託報酬(見た目)が一番安いのがe MAXIS Slim、運用報告書等から読み取る実質手数料が一番安いのがたわらノーロードだったからです。

ただ、もう僅かな差なのでどっちでもいいなというのが本音です。(1,000万円投資して、年間数百円の違い)

まとめ

積極的に調べたりする時間がないので、先進国株式のインデックス投信に落ち着きました。

ただ、これは長期投資前提になるので数年でドーンとまとまった利益が見込めるかというとそうでもないんだろうなーと。。。そうなると目先の教育費とかどうしようという話はまだ残るんですよね。(というか、そんな簡単にまとまった金額が手に入るなんてうまい話はないわけで)

少しずつ、少しずつ、地道に、ですね。