子供2人をインターナショナルスクールで育てる為の予算
マレーシアで子供達をインターナショナルスクールに通わせています。また、マレーシアに来てから日本の典型的な教育に疑問を持ち始め、日本に帰ってからもインター通いを継続させていきたい、という思いが出てきました。
そこで、いったいいくら予算があれば日本でもインターナショナルスクールに通わせることができるのか試算してみました。
計算の前提
私の子供ですが、上の子供はこれから小学生1年生、下の子供は4歳なので幼稚園をあと2年間という状況です。
なので、それぞれの子供が高校卒業までをインターナショナルスクールに通う形で計算してみます。
子供二人は女の子と男の子なので、兄弟割引を適用するために共学校を。
下の子供が幼稚園の年齢なので、幼稚園から高校まである学校という事で、AOBA Japan International Schoolで試算をすることにしました。(公式サイトはこちら)
一人目の試算
入学時の費用
入学時にかかる費用は下記の通りです。
申込料 | 23,000円 |
登録料 | 317,000円 |
施設開発費 | 302,000円 |
合計 | 642,000円 |
学費
小学校一年生から高校卒業まで必要な学費は下記の通りです。
小学校1年生 – 小学校5年生 | 10,840,000円 |
小学校6年生 | 2,363,000円 |
中学校1年生 – 高校1年生 | 9,852,000円 |
高校2年生 – 高校3年生 | 4,828,000円 |
施設維持費 12年分 | 1,848,000円 |
家族コミュニティメンバー料 12年分 | 150,000円 |
合計 | 29,881,000円 |
一人目の合計金額
一人目の合計金額は30,523,000円でした。結構しますねー。。。
二人目の計算
入学時の費用
入学時にかかる費用は下記の通り、一人目の時と同額です。
申込料 | 23,000円 |
登録料 | 317,000円 |
施設開発費 | 302,000円 |
合計 | 642,000円 |
学費
幼稚園の年中から高校卒業まで必要な学費は下記の通りです。二人目の子供は上の子供が卒業するまで10%学費の割引があるのが大きいですね。また家族のコミュニティメンバー料は家族単位でかかるので二人目は上の子が卒業するまで必要ありません。
幼稚園年中 – 幼稚園年長(10% off) | 3,346,200円 |
小学校1年生 – 小学校5年生(10% off) | 9,756,000円 |
小学校6年生(10% off) | 2,126,700円 |
中学校1年生 – 高校1年生(10% off) | 8,866,800円 |
高校2年生 – 高校3年生 | 4,828,000円 |
施設維持費 14年分 | 1,848,000円 |
家族コミュニティメンバー料 2年分 | 25,000円 |
合計 | 31,104,700円 |
二人目の合計金額
二人目の合計金額は、31,746,700円でした。
二人の合計金額
一人目30,523,000円と二人目31,746,700円を合わせ62,269,700円でした。
途中で学費の値上げは当然予想されますが、計算を単純にするために据え置きました。これを単純に14年で割ってみると単年4,447,835円の支出になります。これは家計に多大な影響が出てきますね。
「家計調査(家計収支編)令和元年(2019年)」によると、四人家族の平均的な生活費はざっくり月35万円 x 12ヶ月 = 420万円。
上の学費と足し合わせると、ざっくり年間870万円になりました。ざっくりですが税金等で3割程度持っていかれるとすると、870万円 ÷ 0.7 = 1,242万円となります。
年収1,242万円でやっとトントン。サマースクールや学習塾へ通い始めたら即赤字、海外旅行等行こうと思ったらまるまる赤字。
子供の教育が終わって一文なしでは困りますし、この後には大学も待っていると考えると、年収1,500万円程度は欲しいですね。インターが高値の花と言われるのがよくわかりました。。。
まとめ
年収1,500万円という具体的な数字が見えてきました。正直、今の会社でここまで稼ぐこと、更にはそれを14年以上維持することは難しいかな、と少し悲しい現実が見えてきました。
ただ、目標と現在地がわかることで、次に何をすべきかということが見えてきます。なので、これで諦めることなく、自分で取り得る方法を探していきたいと思います。
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