クアラルンプールでの運転事情
ざっくりと交通事情と、観光の方はどうすべきか、運転免許の取得には、もしアクシデントが発生したら、という点を。
クアラルンプールの車事情
渋滞の多発等々、運転が躊躇われることが多い国が多いのが東南アジアですが、マレーシアは日本人も普通に車を運転している国です。石油産出国による安価なガソリン代(リッター55-65円ぐらい)、整備された道路(凸凹は結構ありますが笑)を背景に、圧倒的な車社会であり車がないと生活エリアがかなり制限されてしまうというのが正直なところ。日本と同じ右ハンドルというのも心理的に楽ですよね。
地元の方々に伺うと免許取得がかなり簡単なためか、はたまたゆったりした南国の雰囲気なのか、ウインカーを出さなかったり。出したと思っても曲がらない。出しっぱなし。割と急な車線変更がある、という事から周りの車の様子を伺いながら運転する事は必要ですが、慣れてしまえば東京の方がよっぽど運転難しいと感じる道路事情です。周りもおおらかなので、困ったらゆっくり運転すれば良いだけですし。
観光の場合
正直、Grabと電車で事足ります。なので、レンタカーは不要です。(街中みてもあまりレンタカー屋を見かけないのはそういう事なのかと)
もしくはホテルのコンシェルジュに頼めば、1日タクシーをチャーターしてくれるので、いちいちGrabを呼ぶのが面倒、少し郊外まで足を伸ばす予定でしたらチャーターしてしまうのが良いでしょう。お昼にビールを一杯飲みたい、なんて方はレンタカーできないですしね。
免許の取得
日本の免許証を保有している場合は、マレーシアの免許へ書き換え(マレーシアの免許を発行)してもらえます。
もちろん日本で発行した国際免許証でも運転は可能ですが、国際免許証は一年しか有効期限がないので、一年を超えて滞在する場合には書き換えをしてしまうのが良いでしょう。
免許の発行はJPJと呼ばれる交通局に行く必要があります。ちなみに、マレーシア国民は郵便局で更新できるのですが、外国人は更新もJPJに行く必要があります。
クアラルンプールではUTCと呼ばれる場所が政府関係窓口が集まっているので、そこに行くのが良いでしょう。
ただ、いきなり行くのではなく、日本大使館に一度訪問し、免許証書き換えのために日本の免許証の翻訳をいらしておくのが無難です。手順なんかも教えてもらえるので。
その後、UTCのJPJに訪問する際には翻訳、パスポート、日本の免許証を持っていきましょう。顔写真や免許証のコピー等々も必要ですが、UTCの中にカメラ屋さんやコピー機があるのでJPJの担当者に必要書類を教えてもらってから同じ建屋内で準備するのも良いかなと。
あと、免許証の有効期限は最大5年で年数毎に料金が変わります。日本とは違う考え方ですね笑。ちなみにクレジットカードでも支払い可能です。マレーシアの免許証は英語表記なので、他の国で運転する際にも使える(もちろん、各国の制度が許可している場合ですが)ので便利ですね。オーストラリアやニュージーランドはマレーシアの免許証でそのまま運転できます。
アクシデントが起きた場合
どんなに気をつけていても何らかのアクシデントは起きてしまうもので。。。冷静に対応していきましょう。
警察関係
まず、警察に関わらずですが、基本的には窓は開けない様にしましょう。地元の方々も簡単には窓を開けない様にしている様です。窓を開けたら脅されたという例や、警察官に扮していた犯罪者、という場合もありますので。
さて、警察から何らか指示を受けたらきちんと従いましょう。あれこれ言うのは余計なトラブルの素です。
もし何か言うとしたら、反則金の支払いに対してきちんと領収書ないしはそれとわかるものを発行してもらう事でしょうか。最近は以前ほどではないにしろ、所謂袖の下や小遣い稼ぎをするケースも稀にあります。(数年前は金さえ払えば、と飲酒運転も良く見られましたし、袖の下を受け取らなかった警官が表彰されるほどでした)
なので、警察官からの指示通りきちんと払うものは払う。その上で、きちんと領収書をもらうと。理由としては会社への説明に必要、等々何とでも言えば大丈夫です。
スピード違反の連絡が来た
マレーシアにも自動で速度超過を検知するカメラが置かれています。スピード超過の連絡を受けた場合は、myegというサイトで支払い可能です。ログインにはアカウントが必要ですが、その場で直ぐに作成でき、ログイン後に警察のアイコン(Polis Diraja Malaysia)をクリック。次に画面から車のナンバーやパスポート番号で検索すると、該当があれば違反したリストが表示されその場で支払いができます。
地元の方は、反則金の割引セールを待った方が良いと、直ぐには支払わず溜め込んでいたりもする様ですが。。。
事故をした
事故をした際には相手がいれば一緒に警察へ行く、移動が難しければ警察を呼ぶ、相手がいなけれ警察署へ向かう形になります。軽い事故の場合、相手によっては事故による保険料金の支払い増を嫌がって、何もなかったことにしよう、と話を振られることもありますが、状況見て判断しましょう。(先ずは落ち着くことが大事ですね)
また、警察署はChina Townの近くにあり、事故後24時間以内に報告が必要です。
日本人でよくあるケースが、車を擦ってしまい保険で修理したい、と言うケースです。
このケースでも保険会社への申請には警察に発行してもらうポリスレポートが必要であり、擦ってから24時間以内に向かう必要があります。また、車の写真を取りますので、自走可能な場合は車で行きましょう。警察署の向かいに駐車場があるのでそこに停めます。
持ち物はパスポートとマレーシアの免許証があれば大丈夫です。当日は報告のみで、後日ポリスレポートの受け取りに再度訪問する必要があります。(1-2日程度でできます)
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