マレーシアの玄関:クアラルンプール国際空港

マレーシアの玄関:クアラルンプール国際空港

マレーシア最大の国際空港でマレーシアに訪れる際は、先ずはこの空港に到着する事になる事が大半でしょう。また、東南アジアに多くの路線を飛ばすLCC – AirAsiaの拠点となる空港でもあり、ここで乗換えをする方も多いかな。

クアラルンプール国際空港の概要

クアラルンプール国際空港はKLIAと略されクアラルンプール市内(KL)からは車で45-50分程度の距離にあります。また、ターミナル1とターミナル2がありそれぞれKLIA1、KLIA2と略して呼ばれており、電車の表示やタクシー運転手との会話もKLIA1またはKLIA2と呼ばれることがほとんどです。

KLIA1とKLIA2の違いは、
KLIA1 – 所謂ナショナルフラッグキャリアが就航。JAL、ANAもKLIA1で就航しています。
KLIA2 – LCC専用ターミナル。というか殆どAirAisa。AirAsia専用ターミナルと呼んでも過言ではない。

その様な分類なので、KLIA1の方が空港施設が充実しているかと思いきや、KLIA2はショッピングモールも併設され圧倒的に充実しています。不思議ですね。

KLIAからKL市内への移動方法

KLIAからKL市内への移動方法は大きく分けて2つ、タクシー(含む配車アプリ-Grab)または電車(KLIA Express)です。他にもバスもあるのですが、面倒なのであまりお勧めしません。

KLIA1からKL市内への移動

選択肢としてはKLIA Express、 空港タクシー、Grabがお勧めです。
個人的には荷物が少ないならGrab、荷物が多いなら空港タクシーです。初めてのマレーシアで、Grabという配車アプリに慣れていなければ、空港タクシーが無難です。

空港タクシーの乗り方

1 – 空港タクシーのチケットを買う

手荷物を受け取り、一般ゾーンに出る直前にタクシーチケットを買うカウンターがありますが、そのカウンターは結構混んでいるのでもう一つのカウンターに行くと混雑していないです。もう一つのカウンターは入国ゲートを過ぎ、一般ゾーンに入って右手側に歩いていくとあります。
荷物の量と行き先を伝えると車のサイズが決まり料金の前払いをします。

サイトはこちらです。料金が表示されませんでしたが、セダンタイプでMYR130程度だったと。。。(うろ覚えです)

2 – 車に乗り込む

一般ゾーンにあるカウンターで支払いを済ませると、近くのゲートから外に出るよう指示されます。ゲートを出ると担当者がいるのでレシートを見せると車に案内されるので乗り込みます。

最近はGrabが一般に浸透し、所謂一般のタクシーがかなり淘汰され状況が改善されましたが、5年ほど前のマレーシアは世界一タクシーの質が悪いと言われていたので、前払いできちんとした会社が運営しているので安心です。ホテルや目的地まで直行というのも気楽ですよね。

Grabでの移動

1 – 配車予約

Grabという配車アプリで予約する、所謂白タクです。日本のUberのようなものです。(数年前まで、マレーシアにもUberが有りましたが、Grabが買収して以降、配車アプリと言えばほぼGrab一択です。)

乗車地(ここではKLIA)と降車地(ホテル等)を指定して配車予約すると、近くにいるドライバーが予約を受け乗車地に向かって来ます。ドライバーがついて5分以内に乗車しないとキャンセルされてしまうので、乗車地近くに来てから配車予約するのが良いです。

事前に金額も明示され、降車後にドライバーが評価される仕組みになっているので、質が良いです。(流しのタクシーに比べて圧倒的に良いです。ボッタクされてみたい、値段交渉してみたい、という人以外は基本的に流しのタクシーは乗らない方がいいです。)

2 – 乗車

支払いはクレジットカードをアプリに登録してあれば前払、していなければ降車時に後払いです。

ざっくりMYR60-70ほどで、空港タクシーに比べ安いです。ただ、車種の指定ができないので、荷物が多いときには空港タクシー。そう出ないときはGrabが良いのかと。

電車(KLIA Express)での移動

乗車時間30分程と短い、渋滞に巻き込まれないというのがメリットです。ただ、正直あまりお勧めはできず、電車好きの方はどうぞ、というものでしょうか。

マレーシアは車社会で有り、通勤、帰宅ラッシュ時は歩いて10分の距離が車で40分になったりと、渋滞がひどいこともあります。そこで、渋滞のないKLIA Expressは時間が読めるというのがメリットです。但し、KLIA ExpressはKL Centralという駅に着くのですが、結局そこからホテルまでタクシーになったりとKL Central周辺に目的地がないとあまりメリットが有りません。

また、料金も一人MYR55とGrabとあまり変わらず、二人になった途端Grabの方が安くなってしまいます。

1 – 乗車方法

改札近くに券売窓口があるのでそこで購入するか、Visaクレジットカードがあるなら、直接改札にカードをかざせば入場できます。子供連れの場合は窓口一択ですが。

ちなみにこちらのオンラインサイトから事前購入もでき、少し割引が効きます。

KLIA2から市内への移動

KLIA2はLCCターミナルという性格からか、空港タクシーが目立つ所になく、GrabかKLIA Expressがいいでしょう。LCCを使う人 = 旅慣れている人、安さを求める人が多い、ということかもしれませんね。

KL市内からKLIAへの移動方法

乗車方法等の詳細はKLIAからKL市内への移動方法の逆になるだけですが、GrabかKL Centralに拠点(ホテル)があったならKLIA Expressがメインでしょうか。荷物が多ければ、ホテルに頼んでタクシーをアレンジしてもらうのもいいです。ホテルに頼むと少し配車料がかかり割高になることもありますが、荷物が多く面倒を避けたいなら選択肢になり入りますね。

KLIA1の中での小ネタ

自分が初めて行ったときにやや困惑したのが、飛行機に乗り込む所、降りる所が別れていない事です。日本はきっちり別れているので、びっくりしました。また、降りて入国審査に向かうまでに一度モノレールに乗る必要があります(JAL/ANAの場合)。これも、まさか入国審査に向かうまでにモノレールに乗るとは思わずびっくりでした。

空港到着時に飛行機の窓から見える景色はパーム林ばかりで、ヤベー田舎に来てしまった、と感じますが、車で50分も行けばオイルマネーで栄えた大都会が待っているので、ぜひ楽しみに!